初めまして


10月から勤務しております、歯科医師の田邉です。僕も中田先生のもとで勉強しながら診療させていただいてます。最近は寒くなってきましたので、風邪を引いたりしないよう健康に気を遣っております。皆さんもお体には十分注意してください。

先日、僕の友人に『なんで毎日ちゃんと歯磨きしてるのに虫歯になるのか?』と聞かれました。
虫歯といえば歯磨きしてないとなるもの、というイメージがあるかと思いますが、それだけではありません。
虫歯細菌だけでなく他にも虫歯になる要因があり、細菌のエサとなる栄養、本人の健康状態、時間などの要因があり、多因子性疾患と考えられています。


細菌が存在していても歯磨きがしっかりできればエサとなる糖分が無くなり、細菌が歯を溶かす酸を出せなくなります。ですが、間食を何回も摂ったりしていると細菌が酸を出せる環境を何度も作ってしまうので、虫歯になりやすい状態となります。おやつを何回も摂ったり、ジュースを何回も飲んだりするのは歯に厳しい環境となります。


他にも疲れていたり、ストレスが溜まってくると体の免疫力も落ちてきます。また、人によって感受性に差があるので虫歯になりやすい人もいればなりにくい人もいます。また、時間という要因は歯磨きをしない時間が長いほど虫歯になる可能性が高くなるというものです。


このように一言で虫歯といっても様々な要因が絡み合って虫歯になってしまうので、一概に歯磨きをちゃんとしているから虫歯にならないとは言い切れないのです。
歯磨きをしっかりしているつもりでも磨き残しというのは誰にでもあります。磨き残しのチェックはこちらの院でもやっておりますので、歯磨きをちゃんとしているはずなのに虫歯ができている方や、虫歯をしっかり予防したい方などは是非一度検診にいらしてみてください。
スタッフ一同心より皆さんのお口の健康を願っております。

2015年11月

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